高次脳機能障害のある方への意思疎通支援について

本日、埼玉県内の63市町村の障害福祉担当課に、以下のようなお願い文をファックスしました。

 

 平成28年7月26日

埼玉県内市町村の障害福祉担当課 御中

埼玉県三郷市戸ヶ崎2193-1

地域で共に生きるナノ

高次脳機能障害のある方への意思疎通支援について

○日頃より、高次脳機能障害支援にご尽力を賜り厚くお礼申し上げます。

○皆様、既にご存知のように、労災保険や自賠責保険の後遺障害認定の際、高次脳機能障害の場合、意思疎通能力、問題解決能力、作業負荷に対する持続力・持久力及び社会行動能力の4つの能力のそれぞれの喪失の度合いを見て評価をすることになっております。

○そのうちの意思疎通能力については、資料1のような基準で判定がなされます。

○明石市で「手話言語を確立するとともに要約筆記・点字・音訳等障害者のコミュニケーション手段の利用を促進する条例」が平成27年4月1日に施行されたのを筆頭に、各地で各種の障害のある方を念頭に置いた意思疎通支援関連の条例が整備され始めております。

○以前より、意思疎通能力の喪失の程度が評価されてきた高次脳機能障害。

○皆さまの自治体においても、今後同様の条例を策定されていかれることと存じますが、その際、高次脳機能障害の方への支援についても漏れることのないようご配慮いただきければ幸いです。

○どうぞ、よろしくお願い致します。

○なお、先月、平成28年6月28日に、国から資料2のような通知が出ておりますので、申し添えます。

 

資料2は、6月28日の通知を1枚。資料1は、(高次脳機能障害整理表より一部抜粋)という標題もどきを付けて、以下のような表を作成。

 

喪失の程度 意思疎通能力(記銘・記憶力、認知力、言語力等)
 A 多少の困難はあるが概ね自力でできる

 ①特に配慮してもらわなくても、職場では他の人と意思疎通をほぼ図ることができる

②必要に応じ、こちらから電話をかけることができ、かかってきた電話の内容をほぼ正確に伝えることができる

B 困難はあるが概ね自力でできる

①職場で他の人と意思疎通を図ることに困難を生じることがあり、ゆっくり話してもらう必要が時々ある

②普段の会話はできるが、文法的な間違いをしたり、適切な言葉を使えないことがある

C 困難があり多少の援助が必要

①職場で他の人と意思疎通を図ることに困難を生じることがあり、意味を理解するためにはたまには繰り返してもらう必要がある

②かかってきた電話の内容を伝えることはできるが、時々困難を生じる

D 困難はあるが援助があればできる

①職場で他の人と意思疎通を図ることに困難を生じることがあり、意味を理解するためには時々繰り返してもらう必要がある

②かかってきた電話の内容を伝えることに困難を生じることが多い

③単語を羅列することによって、自分の考え方を伝えることができる

E 困難が著しく大きい

①実物を見せる、やって見せる、ジェスチャーで示す、などのいろいろな手段と共に話しかければ、短い文や単語くらいは理解できる

②ごく限られた単語を使ったり、誤りの多い話し方をしながらも、何とか自分の欲求や望みだけは伝えられるが、聞き手が繰り返し尋ねたり、いろいろと推測する必要がある

F できない  職場で他の人と意思疎通を図ることができない