63市町村に困難事例と鳩山町の計画をファックス

本日、埼玉県内の63市町村の障害福祉担当課宛に以下の文書をファックスしました。

 

平成28年8月25日

埼玉県内市町村の障害福祉担当課 御中

埼玉県三郷市戸ヶ崎2193-1

地域で共に生きるナノ

 

高次脳機能障害(困難事例)について

 

 日頃より、高次脳機能障害者の支援にご尽力を賜り厚くお礼申しあげます。

 さて、平成28年8月22日(月)に、八潮市のホームページに掲載された「平成28年度第2回八潮市地域福祉計画推進委員会会議結果」。

 ニーズ調査(困難事例調査シート)の結果についての資料が掲載され、そのなかで、以下のようなことが記されています。

・「高次脳機能障がい」(1件)では、本人との意思疎通が図れず、家族の要求との調整も取りづらかったことから、円滑なサービス提供が困難であった事例が報告されました。

 また、平成28年3月2日に開催されたさいたま市議会予算委員会では、さいたま市として対応した支援困難な例として以下の3つの事例が紹介されています。

・受傷後に記憶力や注意力が低下し、以前のように仕事ができなくなって離職、脱抑制などの症状から万引きなどの問題行動を繰り返していた例

・それまでの仕事や友人関係、生きがい等の喪失から、二次的にうつ病となり、家庭にひきこもり、飲酒しては暴力を振るう本人に家族が疲弊、対応に苦慮していた例

・幼い子供3人がいる家庭の父親が高次脳機能障害になったことで、家庭機能が低下、母親も疲弊や混乱から情緒的に不安定となり、子供たちへの虐待が懸念される状況に至った例

 認知症のBPSDと同様、障害の状態によっては、対応にとても苦慮する高次脳機能障害。介護保険施策の認知症支援施策と同様の支援策を、障害福祉施策においても整備していっていただけると嬉しく存じます。

 【ご参考】

 

※以下の文章は、「鳩山町障がい者福祉計画(平成27年度~平成29年度)」から高次脳機能障害に関係する部分を抜粋し転載したものです。(カッコ内は掲載ページ)

 

(2)啓発活動の推進(20ページ)

 障がいの理解への啓発活動の機会や方法・内容等を充実し、一層の理解の促進を図ります。とくに、一般に理解が遅れているとされる精神障がい(発達障がい、高次脳機能障がいを含む)、知的障がい、難病等について障がいの特性や必要な配慮等に関しての理解が深まるよう、広報紙、ホームページ及びイベント等を活用し、普及・啓発を進めます。また、障がいへの認知度等について適宜、調査を実施し把握に努めます。

 

認知症専門医による認知症相談支援事業(28ページ)

 認知症などの相談に対して、認知症専門医が訪問等し、相談などを行い、早期治療に繋がるよう関係機関と連携を図ります。また、若年性認知症や高次脳機能障がいなどについては、障害者手帳の取得について情報提供に努めます。

 

障がい児・発達障がい者・高次脳機能障がい者などの相談体制の支援(29ページ)

 発達障がい者・高次脳機能障がい者の相談支援について、埼玉県の実施する地域生活支援事業の相談支援(発達障害者支援センター運営事業、高次脳機能障が及びその関連障がいに対する支援普及事業)と連携して実施します。

 

指定特定相談支援事業者の充実(30ページ)

 障がい福祉サービス利用に係るサービス等利用計画書の作成にあたり、指定特定相談支援事業者の充実を図ります。なお、若年性認知症や脳卒中の後遺症で高次脳機能障がいとなった介護保険第2号被保険者への相談について、介護保険事業所に対しても特定相談支援事業所の指定を促し、切れ目のない相談支援体制の構築に取り組みます。

 

(4)精神障がい者の活動の促進(39ページ)

 精神障がい(発達障がいや若年性認知症、高次脳機能障がいを含む)に関する相談支援や社会参加の場の提供を図るため、精神障がい者家族会や鳩山支援センター「はばたき」等の団体の活動、2市3町の広域設置の坂戸市の地域活動支援センター「ゆめきた工房」、並びに毛呂山町の地域活動支援センター「のぞみ」の事業を支援します。