若年性認知症ガイドブックについて(東松山市)

平成29年10月26日に東松山市保健センターで開かれた第2回東松山市介護保険運営協議会認知症支援検討部会の会議録を拝見。

 

「若年性認知症ガイドブック」に「高次脳機能障害」について記すかどうか、以下のような遣り取りが記載されていました。(個人名は削除、あるいはアルファベットに)

 

○事務局

 高次脳機能障害について記載したいと考えている。東松山市の第6期計画に高次脳機能障害について記されている。認知症に見えて、実は高次脳機能障害の場合があるという文献もあるようである。若年性認知症ガイドブックP2の上辺りに記載ができないか考えている。掲載に関してご意見を頂きたい。

 

○部会長

 高次脳機能障害についての記述を盛り込めるかという事だが、なにか意見はあるか。

 

○部会長

 認知症と高次脳機能障害をひと括りにできるか、ということか。

 

○A委員

 ひと括りは厳しいと思う。高次脳機能障害は脳血管障害等で脳に損傷を受けたものもある。精神科で受診すれば器質性精神障害、脳外科では高次脳機能障害という診断名となる。高次脳機能障害は認知症だけではない為、記載を入れる事は厳しいと思う。

 

○部会長

 その他意見はどうか。

 

○Bアドバイザー

 大体同意見。高次脳機能障害としてしまうと、本当に広がってしまう。

 

○部会長

 高次脳機能障害とは、という点からの記載になってしまうのか。

 

○A委員

 そうすると、冊子1冊分の量になる。

 

○部会長

 高次脳機能障害は入れ込まないといけないのか。

 

○事務局

 P2にうつ病や更年期障害など、と記載がある。その「など」の中の1つに高次脳機能障害が含まれるのであれば、1つ文言を足せないかと思った。

 

○A委員

 高次脳機能障害という病気というよりは、様々な病気から高次脳機能障害の状態をきたす、という捉え方が正しい。

 

○部会長

 発症のメカニズムなどで区別されるのか。

 

○A委員

 精神科では高次脳機能障害という診断はつかない。あくまでも脳外科での病名。脳に異常がある、という大まかな共通点しかない。

 

○事務局

 この様な議論が出来たということで、持ち帰り検討したいと思う。

 

「精神科では高次脳機能障害という診断はつかない。」?!?!

 

高次脳機能障害についての議論のなかで、誤った知識に基づいた主張がなされているのは、困ったことです。