高次脳機能障害者に対する支援の充実についての意見書案(愛知県議会)

先日終了した愛知県議会の6月議会。

 

高次脳機能障害者支援について、全会派一致にて国に意見書を提出することになったそうです。

 

愛知県議会議員がネット上で公開した意見書案の写真から、意見書案を文字化して、以下に転載。

 

発議案

 

 高次脳機能障害者に対する支援の充実についての意見書案を次のとおり発議します。

平成30年7月5日

 

発議者

 深谷勝彦  石井芳樹  水谷満信  伊藤勝人

 坂田憲治  渡辺 昇  青山省三  近藤ひろひと

 寺西むつみ 高橋正子  谷口知美  佐波和則

 犬養明佳  わしの恵子

 

愛知県議会議長 殿

 

(理由)

 この案を提出するのは、高次脳機能障害者に対する支援の充実のため必要があるからである。

 

高次脳機能障害者に対する支援の充実についての意見書(案)

 

 病気や怪我等により脳が損傷することで、言語や記憶、注意等の認知機能に障害が起こる高次脳機能障害は、外見上、障害の有無が分かりにくく、本人も自覚することが難しいため、見えない障害と言われている。

 本年5月末現在、高次脳機能障害者に対する支援拠点機関は全国で103箇所設置されているが、本県を始め31都県においては1箇所しか設置されておらず、相談支援件数が増加している一方で、地域における支援体制の整備は進んでいない。

 また、高次脳機能障害と診断されれば、福祉サービス施設等における生活訓練や就労支援を受けることができるにもかかわらず、本人や周囲の人が高次脳機能障害について知らなかったり、医療機関による診断がなされずに必要な相談や支援を受けられない事例が見受けられるなど、高次脳機能障害に関する理解が社会全体で広がっていない状況にある。

 よって、国におかれては、高次脳機能障害者に対する支援の充実を図るため、支援拠点機関の充実や支援コーディネーターの複数配置を促進するとともに、高次脳機能障害に関する理解を社会全体で深め、必要な支援が受けられるよう法制化等の措置を検討することを強く要望する。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 

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